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幻の駅(第6弾)・津軽今別ってどこ?

幻の駅(第6弾)・津軽今別ってどこ?

こんにちは。幻の駅ハンターの三上です。

前回の北海道「天ノ川駅」に続き、今回は青森県は津軽半島の先端にある、津軽海峡線「津軽今別(つがるいまべつ)駅」をご紹介します。暑い日が続いていますので、少しでも涼を感じられるよう真冬の画像でお送りします。

さて、この津軽今別駅がどれくらい幻なのかと言いますと、この駅に止まる列車は「1日2往復、特急列車だけ」なのです。実に少ないですね。

津軽海峡線には、普通列車は運行されていません。青森と函館を結ぶ特急列車が一部区間で普通列車の代わりをなしており、その区間上にこの津軽今別駅があります。

特急「白鳥」だけが止まる駅の写真(2013年撮影)特急「白鳥」だけが止まる駅(2013年)

看板からも分かる通り、「本州にあるJR北海道の駅」なのです(2013年撮影)看板からも分かる通り、「本州にあるJR北海道の駅」なのです(2013年撮影)

しかもこの津軽今別駅、来春から北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」として生まれ変わることになっており、その最終的な建設工事に伴い、8月10日から来全列車通過となるのです。これは正真正銘、幻の駅ですね。

参考:JR北海道からのお知らせ「津軽今別駅の列車通過について」

新幹線駅着工前の津軽今別駅を遠望する。左に見える黄色い建物は隣接する「道の駅」(2013年撮影)新幹線駅着工前の津軽今別駅を遠望。左に見える黄色い建物は隣接する「道の駅」(2013年)

構内踏切から在りし日のホームを見る(2013年)

上の画像と同じ場所。わずか1年で新幹線の駅が姿を現しました(2014年撮影)上の画像と同じ場所。わずか1年で新幹線の駅が姿を現しました(2014年)

現在の状況はと言いますと…

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在来線ホームは新幹線の外側に追いやられ、いつでも取り外せるよう仮設となっています。

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来春の開業を待つ北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」。かなり大がかりな駅舎です。

しかしながら、全く列車が止まらなくなっても、JR津軽線「津軽二股駅」がすぐ近くにあるため、周辺住民の利便性が失われるわけではありません。言い換えれば、これから「津軽今別駅」を訪問するには「津軽二股駅」に行けばよいのです(ただし津軽今別駅への立ち入りはできません)。

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津軽二股駅のホームから津軽今別駅を見上げるとこのような感じです(2013年撮影)。ホームへは階段を上ります。

先ほど述べたとおり、8月10日から全列車通過となり「幻の駅」となりますが、しばらくの充電期間を経たあと、本州最北端の新幹線駅「奥津軽いまべつ」として再び脚光を浴びることになります。開業が楽しみですね。

それまでの間、しばし……「さようなら 津軽今別」。

記事を書いた人

乗換BIG4:三上(みかみ)
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。1つのジャンルにとどまらないがあえて言うなら「乗り鉄」。鉄道を含めた公共交通の知識の幅広さは、社内随一である。