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幻の駅(第4弾)・津島ノ宮ってどこ?

幻の駅(第4弾)・津島ノ宮ってどこ?

こんにちは、幻の駅ハンター・三上です。

今回ご紹介するのは毎年8月4日・5日の2日間のみ営業する、JR四国予讃線の「津島ノ宮」駅です。香川県三豊市に位置します。日本一営業日数が少ない駅と言われており、大判時刻表の巻頭路線図にも夏の間しか掲載されません。

なぜこの2日間に限った営業なのかというと、近くにある「津嶋神社」の夏季大祭が行われる日だからなのです。その参詣客の便宜を図って普通・快速停車が臨時停車するわけです。

tsushima1津島ノ宮駅の駅舎。すだれが日よけとして使われ、夏らしくていいですね。

tsushima2

駅名標の後ろの看板にあるとおり、津嶋神社は子供の神様として有名で、利用客は子連れの家族が多くを占めます。

tsushima3

海上にある津嶋神社へは橋を渡ります。この橋も、祭礼時以外は閉鎖されています。

ちなみにこの駅は、急カーブの途中に設置されているため、車両が斜めに傾いたまま停車します。ホームとドアの隙間が広くなるため、各ドアには駅員が配置され、小さなお子様の乗降補助にあたります。

tsushima1段差にお気を付け下さい。

そんな津島ノ宮駅ですが、開業100周年を記念して、来る5月10日にも営業されることになりました。今年は計3日間の営業になりそうです。

真夏の訪問は暑くてちょっと…という方は、この機会に行ってみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

乗換BIG4:三上(みかみ)
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。1つのジャンルにとどまらないがあえて言うなら「乗り鉄」。鉄道を含めた公共交通の知識の幅広さは、社内随一である。