【乗換BIG4】廣戸流、面白乗換案内!
乗換BIG4インタビュー 廣戸編vol.3
駅すぱあとのヴァル研究所が誇る鉄道ファン、乗換BIG4こと三上、鈴木、廣戸、夏目のインタビューをお送りします。
前回に引き続き、今回は乗換BIG4きっての乗り鉄・廣戸のインタビュー記事第3弾です。今回もこゆーい鉄道話、お届けします。
インタビューを受ける人
乗換BIG4:廣戸(ひろと)
ヴァル研究所開発部所属。幼少期から鉄道好きで、その知識・熱量は「人間駅すぱあと」と呼ばれるほど。20代前半で全国のJR路線の90%を制覇した乗り鉄の中の乗り鉄。
——今回は、大学時代の鉄研での活動について聞きたいです!
鉄研では毎年3回ほど、合宿と称して現地集合・現地解散の旅をやっていました。
指定された宿まで、各自でルートを考えて行くんです。そして、その宿での宴会の時に、「自分はどういうルートでここまで来たか」を発表し合うんです。
——その話を出すということは、廣戸さんの考えたルートは面白かったんですね?
結構ウケがよかったです(笑)。1年生の時の新歓合宿が館山だったんですけれど、「すべて終点まで乗って、館山に着く」というルートを実行したんです。
——ヤバい。もう面白い。具体的には?
当時の最寄り駅だった港南台から、いきなり大宮に行って。
——館山へ行くのに、大宮!
はい。大宮が京浜東北線の終点ですから。まずここまでで2時間近く掛かりました(笑)。
大宮では、東武野田線で珍しい「春日部行き」に乗ろうとしましたが、運転を見合わせていたので一旦改札を出て、高崎線で終点・上野へ。上野から日比谷線の終点・北千住。北千住からつくばエクスプレス終点の秋葉原。秋葉原から日比谷線終点の中目黒……。
——全然館山に着かないし!むしろ西に戻ってるし!
でも終点でしか降りないっていうルールを、自分で決めたわけですから。
で、中目黒から東横線終点の渋谷。渋谷からりんかい線で新木場、京葉線で蘇我、そして最後に特急さざなみで終点・館山というルートです。
——ついにゴール!
帰りは館山から千葉まで戻って、東京行きに乗って、東京駅から日本橋まで歩いて、京急の羽田空港行き、羽田からバスで帰りましたね。そうしないと地元に着けないんで。
そういえば、本当は蘇我で普通の館山行きに乗りたかったんですけど間に合わなくて、途方に暮れてひとまず君津行きで君津まで向かったところ、遅れていた館山行きの特急に乗車できたということもありました。
——帰りもww本気すぎるwww
それだけじゃないですよ。僕的に自信作なのは、武蔵小杉から小倉まで、「乗ったら次の駅で降りる」という旅をしました。
——え? 九州?
武蔵小杉から東横線特急で菊名まで行って、横浜線で新横浜。新幹線で名古屋。
——確かに、全部一駅しか乗ってないですね。
そして当時は、名古屋から鶴橋まで止まらない近鉄特急があったので、それを利用して。
——ふむふむ。
大阪府内はいろんな路線を一駅ずつ乗って移動。新大阪からは新幹線を一駅ずつ、全部違う車両をねらって乗りました。
——0系とかも残ってたころですね。
そうです。新大阪から新神戸で降りて、違う新幹線で岡山。そこからこだまで新倉敷、福山、三原、東広島、広島、最後は500系のぞみで小倉っていう。
移動は24時間ぐらいかかりましたけれど、調べるのには2か月も費やしました。
——大作ですね。これはサークルで発表したんですか?
しました。経路を書いた紙を配りながら発表したんですが、結構みんな驚いてくれました。あと、やはり合宿で鬼怒川温泉まで、「カ行ではじまる駅で乗り換える」というルールで行ってきました。
——「か・き・く・け・こ」ってことですか?
はい。
港南台(こうなんだい)→関内(かんない)→上大岡(かみおおおか)→蔵前(くらまえ)→春日(かすが)。春日から駅構内でつながっている後楽園(こうらくえん)→霞ヶ関(かすみがせき)→北千住(きたせんじゅ)→北越谷(きたこしがや)→春日部(かすかべ)→鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)→川治湯元(かわじゆもと)。
これでゴールです。
ちなみに春日と後楽園の間では、東大で開かれていた学園祭に立ち寄りました。東大の最寄り駅の本郷三丁目、東大前はいずれもか行の駅じゃなかったので、1駅ほど歩きました。
——よく思いつきますね。
実は今も調査中の面白乗換があるんですが、まだ内緒です(笑)。だって、テレビのバラエティ番組とかで先にやられちゃったら、悔しいですから。
最終回予告
ついに廣戸編も最終回を迎えます。次回・乗換BIG4インタビュー 廣戸編 vol.4は、「自分(と同じ名前の駅)探しの旅」についてのお話です!
アクの強い鉄研メンバー、JR乗りつぶし率(100%目前!)、そして自分と同じ名前の駅でのエピソード……最終回はこゆいお話をマシマシでお届けします。最後までどうぞお楽しみくださいませ!